アトリエ彩り 講師のSayoです。
今回は皆さんが少しでも
ゆったりとした気持ちになれるよう
ある絵の紹介をします♪
スーラ「グランド・ジャット島の日曜日の午後」(1884〜86)
スーラは1859年にパリの裕福な家庭に産まれ、
美術の勉強をして画家????????になりました。
この絵は、実は点で描かれています‼️
しかも縦2m、横3mの巨大なキャンバスに油絵の具で????
完成させるのに2年程かかったと言われています。
気が遠くなりそうですね…。????
グランド・ジャット島とは、パリ郊外のセーヌ川中洲にある島。
当時のパリ市民の憩いの場所だったそうです。
寝そべっている男性や日傘をさす女性達、ペットの犬や猿????!
気持ちよさそうな日ですね〜。
印象派の画家達は????????絵の具をパレットの上で混ぜず、
直接キャンバスの上に並べるという
筆触分割という技法を生み出しました。
絵の具を混ぜて色が暗くなってしまうのを防いだのです。
印象派の画家達の絵は明るい絵が多いですよね✨
それ以前の時代は、絵の具をパレットの上で混ぜ、
室内で絵を描いてきました。
チューブ式の絵の具が出たのも、印象派の時代からです。
それまでは顔料(絵の具の粉末状のもの)を
ガラス板の上でオイルと練り練りして油絵の具を作っていました。
スーラは、この点描で描く技法から、
後期印象派または新印象派と呼ばれるようになります。
点描とは、違う色の小さな点を隣り合わせに置き、
遠くから見ると色が混ざって見えるように描いた技法のことです。
点描で絵を描くなんて、凄すぎます…。
きっと、点描の魅力にのめり込んだのでしょうね!
スーラは病気のため31歳で亡くなります。
早いですね????
作品数は少ないですが、
油彩のためのデッサンや習作が残され、
油彩画はどの絵も静かな、優しい雰囲気が漂っています。
ぜひスーラの他の絵も、見てみてくださいね!