今日は絵を描くときに
演出する、ということについてお伝えしますね。
モチーフを描く前に
光が一方向から当たるように光源を調節したり、
自然光が当たることろにモチーフを置いたりすると
描きやすいです。
でも、光が一方向からではなく、
いろんなところから当たって
陰影が分かりにくい時がありますよね。
そういう時でも、
絵の中で、光の方向を決めて描く方が立体感が出ます。
予備校に通っていた時、
「鉛筆のトーン(濃度の幅)が狭いから、もっと陰影を描く時に
鉛筆を載せると良いよ。」と言われました。
私はガッツリ濃くするのが苦手で、先生のおっしゃる通り
トーンの幅が狭く、立体感が出しにくい方でした????
その時、教わったポイントは、
モチーフと床との設置面の影を濃いめにすること。
実際はそこまで暗く見えないけど、
絵の中で濃いめに描くことで、
存在感が増すのです❗️
オンライン絵画講座で使った、見本のデッサンの途中画像↓
まだ途中の段階ですけど、
モチーフと床の設置面の影を強めに入れるだけで、
物が置いてある感じが出ますよね!
絵を描くときに見たまま描くのではなく、
少しオーバーに陰影をつけると立体感や存在感が出ます。
イタリアの画家カラバッジョ(1573~1610)の「聖マタイの召命」
窓から強い光が刺し、光と影を劇的に描いています。
このような状況はなかなかありませんが、カラバッジョは
激しく光が当たっているように表現して、
ドラマチックな演出をしていますね。
デッサンを描く時に
実際に見ているモチーフの状況よりも
少し大袈裟に陰影を表してみると
存在感が増すと思います♪
今日も最後まで読んでくださって
ありがとうございました!
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